九州国立博物館にて世界遺産ラスコー展「クロマニョン人が見た世界」が7.11より始まります
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今から2万年ほど前…というと想像もつかない大昔ですが、
そんな大昔の古い時代、フランス南西部のヴェセール渓谷になるラスコー洞窟に、壮大な壁画が描かれました。
皆さんも一度は、社会の教科書などで目にしたことがあると思います。
色彩の豊かさや描画の技法、躍動感あふれる動物画など、壁画が素晴らしいことから、今では世界遺産となったラスコー洞窟の壁画。実物の洞窟は今では閉鎖されてしまいましたが、その壁画を再現した実物大の洞窟展示やラスコー洞窟の全貌の紹介などが見れる、ラスコー展「クロマニョン人が見た世界」が7月11日から始まります。
ラスコー洞窟の壁画を描いたクロマニョン人
ラスコー洞窟の壁画を描いたのはクロマニョン人だと言われています。
クロマニョン人とは、南フランスで発見された人類化石につけられました。
クロマニョン人というと、骨格が頑丈な点から現代人と身体的特徴が似ており、
コーカソイドの直接の祖先である可能性が高いと言われています。
そんなクロマニョン人が、洞窟の側面と天井に、
数百の馬、山羊、羊、野牛、鹿、カモシカ、人間、幾何学模様の彩画、などを500点もの作品を残しています。
材料は、赤土、木炭を獣脂・血・樹液で溶かして混ぜ、黒、赤、黄色、茶、褐色の顔料を作っていました。
…2万年も前の人が、絵を描いていたなんて驚きですね。
人類の創造性や芸術の始まりを見ることができる展示会となるでしょう。
1963年以降、閉鎖されたラスコー洞窟
以前は、大勢の観客を洞窟内に受け入れていましたが、観客の吐く二酸化炭素により壁画が急速に劣化。そのため1963年以降から壁画の外傷と損傷を防ぐため、洞窟は閉鎖されました。
今では、研究者など1日に数名ごとに応募させ入場、鑑賞させているに止まっています。
ラスコー展の見どころ
洞窟壁画の謎に迫る
特徴的な技法で描かれた「身廊(しんろう)」の壁画群と、最も謎に包まれた「井戸の場面」の絵が再現されています。
ラスコー洞窟を体験できる
今では現地に行っても内部を見ることができないラスコー洞窟の壁画。その模型を体感できます。
クロマニョン人に出会える
最新の学術成果に基づいてフランス人芸術家が製作した等身大のクロマニョン人を見ることができます。
会場で写真を撮ることもできますよ。
氷河期時代の暮らしがわかる
ラスコーの洞窟の壁画が描かれたのは2万年前ですが、
ちょうど氷河期時代だったと言われています。そんな時代に彼らが壁画に使った道具などを見ることができます。
最後に
いかがでしたか?ラスコー展をご紹介しました。家族連れでも楽しめそうですね。
ぜひチェックしてみてください。
ラスコー展の詳細情報
会場:九州国立博物館 3階特別展示場
期間:7月11日〜9月3日
開館時間:午前9時半〜午後5時(入場は午後4時半まで)
休館日:毎週月曜日
所在地:〒818-0118 福岡県太宰府市石坂4丁目7−2
ホームページ:https://lascaux-fukuoka.jp/
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