受験シーズン到来 福岡の人気公立高校の倍率や大学受験の方法が変わる?

仕事・資格受験・勉強
2018年2月9日 金曜日

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平成30年度の福岡県の高校受験スケジュールは以下のようになっています。

1月下旬市立入試スタート
2月 6日・7日公立推薦入試
2月13日公立推薦合格内定通知/公立一般願書受付(20日正午まで)
3月 7日公立一般入試
3月15日公立合格発表

福岡県の公立高校の学区制という仕組み

福岡県の公立高校受験は基本的に学区制です。

  • 北九州地区/第1学区~第3学区
  • 福岡地区/第4学区~第6学区
  • 筑後地区/第7学区~第10学区
  • 筑豊地区/第11学区~第13学区

基本的には現在住んでいる学区内で公立高校を選んでいます。(例外もあり)

平成29年度の志願者数は3万3882人とのデータがあり、少子化の影響で減少傾向にあります。

ただし、志願者数が増加している学区が唯ひとつあります。

福岡地区第4~第6学区です。

他学区が減少している中、毎年増加を続けていて、昨年度の志願者数は1万5799人です。

福岡県の中心、福岡市及び、その近郊であるということが最大の要因ですが、それだけではありません。

県下でも人気の伝統ある進学校に人気が集中しているのです。

 

福岡市で人気の公立高校とは?

福岡県の公立高校一般志願倍率が1.26倍なのに対して、人気の高校は以下のような倍率となっています。

  • 1・修猷館高校 倍率1.73倍
  • 2・福岡高校  倍率1.63倍
  • 3・筑紫丘高校 倍率1.55倍

各校共に有名な進学校ですね。

 

一方で福岡の私立高校の状況は?

少子化の影響は私立高校間の競争激化となって表れています。

ここ数年で中高一貫や、男子校から男女共学へとシフトしている学校も少なくありません。

例えば、福大大濠は2011年より中学で、2012年より高校での共学化が始まりました。

超進学校で有名な久留米附設は2005年に高校が、2013年からは中学校でも共学化となり、福大若葉高校は2019年より男女共学化の予定となっています。

さらには、早稲田佐賀中学・高校が2010年より開校しており、佐賀県内のみならず、福岡やその他の県外からの志願者も多いようです。

 

今年度から変わる、福岡県の高校受験

福岡県では今年度の高校入試より各教科の試験時間が5分長くなります。

英語以外の教科は45分から50分に、英語は50分が55分となりそのうちリスニングといわれる内容が10分から15分になるのです。

しかも、試験時間が長くなると言って生徒に有利に働く訳ではないようです。

それは何故かと言えば、これまでよりも思考力や判断力、さらには表現力が試される出題が増えるという事です。

そして、福岡県ではありませんが他県では来年度の英語試験より、スピーキングの導入も決まっているようです。

これも時代の流れでしょうが、受験する当人もまた保護者の方も気が気ではないでしょうね。

そして、さらに変わるのは高校入試だけではないようです。

大学入試にも異変が・・・。

次の項目では変わる大学入試について見て行きましょう。

 

大学入試センター試験も変わる?

2020年度に大学入試センター試験が廃止されます。

1980年度には共通一次試験と言われていたものが1991年度にはセンター試験と呼び名を変え、2006年度からはICプレイヤーを使用した英語のリスニング試験が実施されました。

そして2020年度からは大学入学共通テストへと変わります。

 

大学入学共通テストになって何が変わる?高校入試には関係ない?

現行のセンター試験から大学入学共通テストへと変わるわけですが、変わるのは名称だけでしょうか?

気になるその中身を見てみましょう。

現行のセンター試験では四択のマークシートを採用しています。

それが大学入学共通テストになりますと国語と数学に記述が加わることになります。

回答だけでなくそれを導き出す、思考力や表現力、そして判断力なども見られるという訳です。

さらにはマークシートも今のような単純なものでは無くなるようです。

もう適当に塗りつぶしたら正解してしまった!なんてことは無くなるかも知れません。

この大学入学共通テストに変わる第1号の受験生となるのは現在中学3年生の皆さんです。

この大学入学共通テストによる試験内容の変化に対応すべく、福岡県の公立高校の受験においても記述式の問題が増加したり、英語のリスニングテストの配点が増加したりする訳です。

特に英語試験のリスニングの配点は20点を占める様で、受験生のみなさんには大きな変化と言えるでしょう。

 

これだけ変化している高校入試試験

高校の入試試験は変化を続けています。

おおよそ10年程前のある科目の入試試験では記述で回答するのは4か所だけでした。

それでは同じ科目の昨年の入試試験では記述式の回答はいくつあったでしょう?

2倍以上の9か所となっています。

これを点数に置き換えますと、10年前は14点、昨年は28点を占めるまでになっています。

 

アクティブラーニングで鍛える受験対策

みなさんはアクティブラーニングという言葉を知っていますか?

これは通常の一方的な講義ではなく、主体性や能動性を重視して取り組む授業で、グループディスカッションなどで個人の表現力を高めていくことを目的としています。

他人の意見をよく聞き、自ら回答を導き出し、己の言葉で表現していくという、社会に出てからも必要とされるスキルに通じていますね。

 

がんばれ受験生!きっと勝つ!

高校受験は時代を映す鏡ですね。

時代はどんどん変化しています。

しかし、受験生の立場からすれば、20年前も、現在の生徒も変わりません。

この試験で人生の全てが決まるわけではありませんが、自分の努力の結果が試される重要な場所であることに違いありません。

厳しい寒さや、自分に負けることなく、がんばれ受験生!


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