おらが町の地元メシ 福岡県行橋市での知名度は99.999% お好み焼の亜胡
今回の“おらが町の地元メシ”は行橋市です。
福岡県内における行橋市そのものの知名度はそれほど高くないと思いますが、唯一、他市民に知られている行橋市民の食文化がみそだれで食べるおでんです。
どれほど浸透しているかといえば、行橋市のコンビニでおでんを購入すると、からしやゆず胡椒ではなく、みそだれが付いてくるほどです。
要するに行橋市では“みそだれをセットにしなければおでんが売れない”とコンビニ各社が判断したんです。
それほどにおでんとみそだれはワンセットなんです。
なんで行橋市だけでこれほどまでにみそだれおでんが浸透したのでしょう?
その発祥は意外といえば意外、当然と言われれば当然なのですが、名古屋出身の方が赤味噌を使用した甘辛いみそだれでおでんを提供したのが始まりです。
初めてみそだれを食べた行橋市民にはよほど衝撃的だったのか、あっという間に町中に広がりました。
その後、現在でも行橋で食べるならここ!といわれるほの有名店「三徳ラーメン」の提供するみそだれおでんがその地位を確立させました。
それなら行橋市民の地元メシは「三徳ラーメン」または“みそだれおでん”だろ!という声が聞こえてきそうですが、その“みそだれおでん”に勝るとも劣らない大人気の有名店が“お好み焼きの亜胡”なのです。
ここではその“お好み焼きの亜胡”の人気の秘密や、愛される理由を探っていきましょう。
お好み焼きの激戦区でもない行橋市で、何故か愛される“普通のお好み焼”
ここ行橋市は特別にお好み焼き屋が多いわけではありません。
なにが言いたいのかといえば、広島や大阪のようにお好み焼を愛する食文化は行橋市にはないという事です。
それなのになぜか“亜胡”は愛されています。
じつを言えば私自身も、この“亜胡”に初めて伺ったのは30年前のことです。
その当時からデートで立ち寄るなら“お好み焼きの亜胡”だとして定番になっていました。
田舎の何もない街で知っている顔や、知らない怖いお兄さん方に紛れて、どこか落ち着かない中で、お好み焼きを食べていた記憶が蘇ります。
では肝心のお好み焼きはどんな特徴があるのでしょうか?
- 大阪風である
- 硬すぎず柔すぎず
要するに普通のお好み焼きなんです。
最近のお好み焼きといえば、山芋が生地の大半を占めていて、驚くほど軽くふわふわの食感であるとか、大量のキャベツが水っぽくならずうま味や甘みが生地に溶け込んでいるとか、希少なブランド豚を使用しているなどの何かの特色を打ち出しているところが多い中で、実にシンプルです。
どこか懐かしいお好み焼きといっても、福岡市で人気の“ふきや”のそれとも全然違います。
特徴が無いところが特長と言えるほどにです。
これを食べに来ているといっても過言ではない!亜胡オリジナルのマヨネーズ
お好み焼きそのものに大きな特徴がないことはお伝えした通りです。
それでも、来店したみなさんが声を揃えて発する言葉があります。
「このマヨネーズメチャクチャ美味しい」
そうです、亜胡最大の特徴はこのオリジナルマヨネーズです。
今でこそテーブルに置かれたマヨネーズだけで、お好み焼きを完食しますが、若かった頃はこのマヨネーズを何度お替りしたことか・・・・。
それほどに軽く、酸味が少なく、ほんのりと甘い、この亜胡でしか味わうことの出来ないマヨネーズなんです。
お好み焼きを食べずとも、このマヨネーズだけは味わってほしい!そう思える程の逸品です。
恐らく、いや間違いなく“お好み焼き亜胡”の人気を支えているのはこのオリジナルマヨネーズだといっても過言では無いはずです。
行橋市の地元メシ“お好み焼きの亜胡”のまとめ
亜胡には連日多くのお客さんが訪れます。
それは地元に暮らす方に限らず、学生時代を行橋市で過ごして、今では他県や別の地域で生活している人まで様々です。
私も何かの用事で行橋市を訪れる際には、この亜胡に立ち寄ることがほとんどです。
行橋市民知名度100%の三徳ラーメンでなく、お好み焼きの亜胡を行橋市民の地元メシに選んだ理由は、そこにあります。
何十年経っても変わらず愛される、いくつになってもまた食べたくなる。
それなのに大きな特徴の無い、どこか懐かしいお好み焼き。
いつまでも忘れられない私のソウルフードなのかも知れません。
店舗情報
店名/お好み焼き 亜胡
住所/福岡県行橋市神田町4-9
TEL/0930‐22-4939
営業時間/11:00~22:00
店休日/火曜日
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