二日間1万円で福岡グルメを堪能。定番だけど美味しいお店
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「福岡の魅力ってどんなところですか?」と聞くと、県外の方も地元の方も声を揃えて言うのが「食べ物が美味しい」ってこと。
これまでにも私なりの解釈で福岡グルメの良いところも悪いところもお伝えしてまいりました。
今回はそのおさらいにもなりますが、是非参考にして頂きたいオススメ情報をお届けいたします。
福岡グルメの現状を知ろう
1万円を持って福岡グルメツアーに出かける前に福岡グルメの現状とこのネタの信憑性を考えてみたいと思います。
先ず私は俗にいうグルメ記者ではありません。
話題の新店舗が出来ると必ず訪問するであるとか、オススメのお店を紹介するコーナーやSNSで情報を発信するなどの活動はしていないということです。
個人的な感想や経験で言わせて頂くならば、グルメ情報を発信されている方のオススメをあまり信頼していません。
それは、少なからず何かしらの背景を感じてしまうからです。
これは個人の見解ですので、私は何の不正も利益供与のなく単純に美味しいお店だけをお伝えしていると反論されることは承知の上です。
ただ、私はそのような聖人をあまり知らないというだけのことです。
ここでようやく本題に入りますが、福岡グルメとはどういうことをいうのでしょうか?
他県でイメージすればわかりやすいかもしれません、例えば鹿児島といえば黒豚を使った料理とさつま揚げ。
さつま揚げは福岡で言えば明太子みたいな位置づけだとすればあえてお店で頂くことはせずにお土産でいいでしょう。
お刺身と言えば、きびなごと首折れのサバ。というように鹿児島でしか頂けないような定番のお魚があるわけです。
福岡はお魚が美味しい!と言われますが、どのお店に行っても出てくる定番のお刺身は何でしょう?
イカ刺しは佐賀県に頭を下げて福岡定番に組み込ませて頂いたとして、糸島の真鯛は明石の真鯛に対抗出来そうもありません。
宗像のあなご料理にしても、広島県が黙っていないでしょう・・・。
サザエや牡蠣にしても、長崎県や広島、岩手なんかのほうが有名ですしね。
ブランド魚という訳ではなく唯一ゴマサバは胸を張って名物と言っていいかもしれません。
それから、ブランド牛やブランド鶏も、当然あるんですが全国的な知名度は他県のイチオシには遠く及びません。
特産品だけの話ではなく、料理や調理方法も同様です。
京都と言えば純日本料理、精進料理、やさしい味付けと繊細な料理などというように、ある程度のイメージが出来上がっています。
あくまで一般的な話ですので色々と反論がおありの方もいらっしゃるでしょうが・・。
では福岡グルメを定義するものとは何でしょう?
安くてうまい!以外で表現するなら多様性と言えるでしょう。
沢山の方のオススメグルメや印象、食べたいものや行きたいお店などが多岐にわたる点にあります。
例えば、神戸に行くなら神戸ビーフ、仙台に行くなら牛タンという風に、ある商品に特定されないという事です。
そういった点で、福岡によく似た状況と呼べるのが北海道(札幌)でしょう。
北海道(札幌)で何が食べたい?
美味しい魚介、中でもウニやイクラ、カニやイカ、鮭も食べたいな!
スープカレーも有名だし、チーズ料理も外せない、そうだ、ジンギスカンも食べないと!
みたいな感じでしょうかね。
だからこそ知らず知らずのうちに福岡と札幌はよく比較されるのではないでしょうか?
さて、話が逸れましたが、結局のところ福岡グルメの現状とはどういったものなのでしょう?
それは他県の流行りと同じく、昔からの定番に加えて、少し前からの熟成肉や映える肉盛り料理、そして最近では餃子ブームに熱を帯びているというシンプルなものだといえます。
私が流行りのお店や有名高級店をオススメしない理由
福岡在住の大人なら誰でも知っているような高級店や、インスタグラムを開けばすぐに出てくるような流行りのお店は今回は出てきません。
その訳とは・・・・・・。
みなさん、「そうだ、京都に行こう」というキャッコピーを聞いたことがあると思います。
短くてシンプルながらとても心に刺さる見事なキャッコピーですね。
この言葉が突き刺さる理由は「そうだ」にあります。
突然思い立つその衝動がすべての始まりになっています。
何が言いたいのかというと、「そうだ、今度の連休に福岡に行こう」となった時に座席数の少ない高級店や今が人気のピークを迎えているようなお店には入れないからです(予約が取れない)。
ひょっとすると、1、2時間待てば入れるかもしれませんが、そんなことに貴重な時間を使ってほしくはないのです。
先ずはいきなりラーメン、もつ鍋、焼肉店一品巡り、屋台は外して〆はやっぱり麺?
福岡在住の方というよりは、福岡弾丸ツアーの方寄りの内容になっていますのでご容赦ください。
という訳で、朝食は外して、昼ご飯からスタートしていきましょう。
福岡でしか味わえない!要するに定番ということ
いよいよお店紹介となるわけですが、その基軸は福岡でしか味わえないとことです。
中には焼肉などの例外もありますが、それは妙に高いお店で失敗するであるとか、おまかせ盛りなどでお腹いっぱいになることの無いよう紹介させて頂きます。
ふくちゃんラーメン
福岡グルメ、先ずはやっぱりとんこつラーメンでしょう!
食べて頂きたい一杯は「ふくちゃんラーメン」600円です。
ラーメンの鬼も愛したとんこつの名店「ふくちゃんラーメン」 | とくなび福岡
一蘭や一風堂、家系からクリーミィースープ、さらには魚介とんこつまで実に様々なとんこつラーメン店がしのぎを削る福岡ですが、どこかで修業した、あるいはどこかの暖簾分けからさらに進化させたなどではない、さらに複数店舗展開もしていない。
唯一無二のシンプルにうまいラーメンを食べさせてくれる、それが「ふくちゃんラーメン」です。
しっかりととんこつのうま味を感じれるのに、あっさりと胃に軽い。
是非バリカタで召し上がってください。
慶州ホルモン博多駅前店の上タン
さて、17:00になるのを待って焼肉を食べに行きましょう。
行くべきお店は2軒、それぞれのお店で一品ずつ堪能してください。
先ずは「慶州ホルモン博多駅前店」で上タン2,100円を食べてみませんか。
こちらは炭火で楽しむ大衆的ながらも、清潔感に溢れるお店です。
他にもおいしいホルモンなどのメニューが揃っていますが、こちらの上タンは本当におススメです。
利花苑の芯玉上赤身
舌元の上品な美味しさを味わった後は「利花苑中州店」へ行って芯玉上赤身2,150円を頂きましょう。
こちらのお店は高級感あふれる店内で、個室が充実しています。
その個室で頂く、芯玉上赤身とは、もものシンタマの中心部にあるシンシンという部位のことで、やわらかく適度に霜降りが乗った人気赤身です。
薄くスライスされた赤身肉なのですが、食べ応えとくちどけの良さが混在する最高に美味しいお肉です。
さて、まだまだお腹は満たされていませんよね?
博多祇園鉄なべの鉄鍋餃子
次は餃子を頂きませんか?
福岡博多は餃子の名店が昔から多いのですが、やはりイチオシは鉄なべ餃子祇園店です。
正式には「博多祇園鉄なべ」という店名で、常に満席という人気店ですが、そんなに待つことなく入店可能です。
こちらではひたすら熱々の餃子(8個入り500円)を頬張って頂きたい。
とにかく熱い!美味い!それ以外言いようがありません。
肉汁がほとばしる、などという訳ではないのですが、圧倒的な存在感とTHE博多餃子の神髄を是非味わっていただきたいものです。
初日の〆はラーメンならぬ、ふとっぱらのラーソーメン
さてさて、そろそろお腹も満たされてきた頃だし、初日の〆はラーメン?にしましょうか。
またラーメン?お昼に食べたよという声が聞こえてきそうですね。
すいません、ラーメンではありません、“ラーソーメン”450円でした。
中洲の真ん中にあってとてもリーズナブルで、どこか懐かしい親しみを感じるお店でオーダーするのはラーメンのような特製の麺をソーメンのおつゆで頂く名物“ラーソーメン”。
ありそうでなかった、真似してみてもどこか違う!
そんな不思議と美味しい、箸が止まらなくなること間違いなしの一品です。
二日目のスタートはうどん、もつ鍋、〆は焼鳥でどうだ!
初日を終えて支払った総額は5,800円、残金は4,200円からのスタートです。
ゆっくり睡眠をとって、ランチに出かけましょう。
肉肉うどん
福岡博多と言えばうどんです。
とんこつラーメンとうどんのどちらを多く食べるのかと聞かれれば、うどんと答える方のほうが多いと思います。
そういう訳で、福岡市にはたくさんのうどんの人気店がありますが、今回は福岡でしか食べられないグルメという基軸がありますので、北九州発祥の“肉肉うどん”へ行きましょう。
北九州発祥で、牛のスジ肉がごろごろと入った真っ黒のスープが特徴のうどんのことを肉うどんと呼びます。
肉を増すときに肉肉と呼ぶことから肉肉うどんと言われるのですが、博多の透明感のある黄金のスープと比べると全く別物なのですが、お隣北九州市の名物ということから、最近では福岡市でもおいしい“肉肉うどん”650円を頂くことが出来ます。
店名はそのまま「肉肉うどん」。
こちらのお店は福岡市内に数店ありますので、最寄りのお店へどうぞ。
見た目のインパクトとは異なり、黒いスープは軽く飲み干せるほどで、ごろごろとしたお肉は口の中でほどける柔らかさです
そしてこの肉肉うどん最大の特徴はすりおろしたショウガ。
テーブルに置かれたショウガを大量に、これでもかというくらい投入して頂きましょう。
すぐに体中がポカポカしてきて、うま味の詰まったうどんに絶妙にマッチします。
前日の疲れなんかすぐに吹っ飛んでしまう美味しさです。
博多もつ鍋 やま中赤坂店
さぁ、夕飯は絶品のもつ鍋一人前(1,700円二名様から)です。
お目当てのお店は「博多もつ鍋 やま中赤坂店」。
数あるもつ鍋人気店の中でも圧倒的にオススメ出来る美味しさのやま中には、本店と赤坂店がありますが、今回紹介の赤坂店は座席数220席という大型店です。
肝心のもつ鍋は“みそ味”“しょう油味”“しゃぶしゃぶ風”(すべて1,700円)の3種類ですが私のイチオシはみそ味、一般的にも一番多いオーダーはみそ味とのことです。
このやま中のみそ味もつ鍋ですが、まぁとにかく美味しいです。
何とも表現出来ない深みのある甘いみそスープにきれいなぷりぷりのもつがベストマッチで、野菜のシャキシャキ感もあいまって一気に食べきってしまいます。
こちらには落ち着いた空間の個室(別3,000円)もありますが、今回は1万円ツアーですのでまた次の機会と致しましょう。
博多最後の〆は博多とりかわ大臣の“とりかわ”
そして、福岡博多最後の〆は焼鳥と行きましょう。
こちらでもオーダーするのは唯一無二の一品、絶品のとりかわです。
オススメのお店は博多とりかわ大臣住吉5丁目串房店。
博多とりかわ大臣は博多駅周辺に5店舗を構えていて、とりかわの元祖 権兵衛館と変わらぬ味を堪能することが出来ます。
同じ“とりかわ”を提供するお店で、東京進出でも大人気の「かわ屋」は当日予約が非常に困難であるのに、一方の博多とりかわ大臣では当日でも予約が取れることが多いです。
しかも「かわ屋」のとりかわ1本170円に対して、博多とりかわ大臣は1本99円です。
こちらではとりかわタレ・塩をまとめて20本くらいはペロリです。
博多の新名物と定着した“とりかわ”の独特の食感と味わいは他では味わうことは出来ません。
本当に美味しくて安価なのでみなさんにも是非食べて頂きたいと思います。
二日間1万円で福岡グルメを堪能しよう!実践編のまとめ
さて、初日に5,800円を使い、残金4,200円でスタートした二日目ですが、肉肉うどん、もつ鍋、焼鳥(とりかわ20本)と巡って4,330円の支払いとなりました。
二日間予算を130円オーバーしてしまいましたが、福岡グルメを堪能して頂くには十分だと思います。
今回は魚介のお店を紹介することが出来ませんでしたが、焼肉を魚介に変更すれば、福岡には安くて美味しい海鮮丼なども豊富に揃っています。
二日間のグルメを10,000円で堪能できる!
これが福岡グルメです
今回紹介した店舗情報一覧
店名/ふくちゃんらーめん
住所/福岡市早良区田隈2-24-2
TEL/092-863-5355
定休日/火曜日
営業時間/11:00~21:00
席数/21席
駐車場/15台
ふくちゃんラーメン 田隈本店 (賀茂/ラーメン)
店名/慶州ほるもん博多駅前店
住所/福岡県福岡市博多区博多駅前4-9-12
TEL/092-481-3343
定休日/無
営業時間/17:00~翌1:00
席数/62席
駐車場/無
慶州ほるもん 駅前店 (博多/焼肉)
店名/利花苑 中洲店
住所/ 福岡市博多区中洲2-1-11
TEL/092-291-6521(予約可)
定休日/日曜日 ※連休の場合最終日
営業時間/18:00 ~ 4:00
駐車場/無
利花苑 中洲店 (櫛田神社前/焼肉)
店名/博多祇園鉄なべ
住所/福岡県福岡市博多区祇園町2-20
TEL/092-291-0890
定休日/日曜日
営業時間/17:00 ~23:00
駐車場/無
博多祇園鉄なべ (祇園/餃子)
店名/博多創作居酒屋 ふとっぱら中州店
住所/福岡市博多区中洲3-3-1 中洲セレスビル1F
TEL/092-262-6904
定休日/年中無休
営業時間/18:00~6:00迄
収容人数/80名
駐車場/無
ふとっぱら 中洲店 (中洲川端/居酒屋)
店名/肉肉うどん 川端店
住所/福岡県福岡市博多区上川端町5-106
TEL/092-282-0966
定休日/不定休
営業時間/月曜~土曜 11:00〜23:30
駐車場/なし
元祖肉肉うどん 川端店 (櫛田神社前/うどん)
店名/博多もつ鍋 やま中赤坂店
住所/福岡県福岡市中央区赤坂1-9-1
TEL/092-716-2263
定休日/毎週水曜日 年末年始
営業時間/17:00~23:30
座席数/220席(有料個室あり)
駐車場/なし
博多もつ鍋 やま中 赤坂店 (赤坂/もつ鍋)
店名/博多とりかわ大臣住吉5丁目串房店
住所/福岡市博多区住吉5-5-15
TEL/092-483-3334
定休日/無
営業時間/17:30~24:30
座席数/カウンター16席・座敷22名
駐車場/なし
博多とりかわ大臣 住吉串房 (渡辺通/焼き鳥)
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