奴国の丘
弥生時代の歴史が息づく場所:奴国の丘歴史公園
〒816-0861 福岡県春日市岡本3-57
奴国の丘歴史公園は、福岡県春日市に位置する弥生時代の貴重な歴史的遺跡を中心とした公園です。この公園は、古代の奴国の中心地であったとされ、弥生時代中期の様子を今に伝える重要な史跡が数多くあります。
奴国は約2000年前の福岡平野一帯に存在し、中国の歴史書にも記録が残る古代国家です。特に西暦57年に「漢委奴国王(かんのわのなのこくおう)」の金印を授与された奴国の王の話は有名で、このエピソードが奴国の歴史的意義を物語っています。
- 須玖岡本遺跡
この遺跡は、公園の中心的な存在であり、1979年と1980年の発掘調査によって、弥生時代中期の甕棺墓や木棺墓などが発見されました。古代の埋葬習慣や社会構造を理解するための貴重な手がかりとなっています。 - 覆屋A棟とB棟
発掘された遺構を保護・展示するための施設で、訪れる人々は甕棺墓群や祭祀遺構を間近で見ることができます。 - 王墓上石
1899年に発見されたこの巨大な石は、当時の王の墓の上に置かれていたと考えられ、その下からは多くの副葬品が見つかりました。 - 奴国の丘歴史資料館
遺跡公園に隣接する資料館では、発掘された出土品の展示が行われており、弥生時代の文化や交易について学ぶことができます。
アクセスは、JR南福岡駅から徒歩約20分、または西鉄雑餉隈駅から徒歩約24分。覆屋A棟とB棟は午前9時から午後5時まで開館しており、入館は無料です。
福岡県春日市岡本3-57
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