おらが町のソウルフード 福岡県豊前市 “オニメン”
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どこの町にも、そしてどなたにもある思い出の味。
そんな思い出の味の中から、他の人は知らないけれど、地元の方ならどなたでも知っていると言う福岡県のソウルフード特集。
今回は福岡県豊前市の“オニメン”です。
福岡県豊前市“オニメン” そんなの知らない・・・
“オニメン”そんなの聞いた事もないという福岡市民の皆様、それ正しいご意見です。
今回ご紹介するのは、古くから地元で愛されてきた地元メシではなく、これから郷土(福岡県豊前市)の愛されメシとなるべく、街ぐるみで取り組んだ新しい地元メシなんです。
福岡県豊前市の特産“とうがらし”です鷹の爪ではありません
福岡県豊前市の特産は“とうがらし”です。
と思っていたら豊前市によると、豊前とうがらしは「鷹の爪」とは異なる「八房」という品種だそうです。
古くは戦国時代にポルトガル人が豊後(現在の大分県)に持ち込んだのが最初で、市内の三毛門地区を経由して江戸に伝わり、全国で広く栽培されたとされています。
しかしその後は生産を終了する農家が増え、遂には全国でその姿を見ることはほとんどなかったとか・・・・。
それが、東京都で復活して、数年前から豊前市でも栽培されるようになったとのことです。
なぜ“とうがらし”の話をするのかって?
そうです、豊前市のソウルフード“オニメン”に“とうがらし”は深く関係するのです。
豊前市のソウルフード“オニメン”鬼の五カ条
“オニメン”の始まりは、豊前市の活性化を目的に、新たなご当地グルメの創出に取り組んできた、豊前商工会議所推進委員会などが、「豊前とうがらし」を使った「シン・ご当地グルメ」を考案し鬼伝説にちなんで、「豊前オニメン」と名付け、市内の飲食店に参加を呼びかけたことから始まったのです。
そして、「豊前オニメン」を名乗る為の鬼の五カ条が制定されたのでした。
その五カ条とは以下の通りです。
一・豊前とうがらしを使用すること
一・「鬼」を連想させる赤い色に仕上げること
一・肉を使う際は鶏肉のみとする
(神楽の舞い手や囃子方が、神楽期間中は牛肉、豚肉等を口にしないため)
一・麺に限定すること
一・汁なしにすること
この五カ条の「鬼のお達し」を満たした者だけが、「豊前オニメン認定書」を掲げることが許されるのでした・・・。
各店様々な創意工夫を凝らした「豊前オニメン」を開発していて、現在「豊前オニメン」提供店としてとして認定されたお店は17軒まで増えています。
この認定店は店前の、“のぼり”が目印になっていますよ。
各問い合わせ窓口を準備した豊前市の本気
オニメンの提唱、認定団体「豊前ご当地グルメ推進委員会」は、食を通じた交流人口拡大を目指し、知名度アップに力を入れています。
豊前市では、ご当地グルメ推進委員会の他、“オニメン”問い合わせの窓口として、豊前商工会議所TEL/0979-83-2333 豊前市役所観光物産課TEL/0979-82-1111 豊前市観光協会TEL/0979-82-1111を設けています。
地元名産の農作物を使った名物地元メシを作って、豊前市をPRする、豊前市に人を呼び込もうとするその本気の姿勢がヒシヒシと伝わってきます。
中には辛過ぎて悶絶必至のお店など、各店趣向を凝らした“オニメン”が楽しめる福岡県豊前市。
今後、更に“オニメン”認定店舗は増えて行くことでしょう。
みなさん、福岡県豊前市の新たな地元メシ“オニメン”を食べに豊前へ行ってみんですか?
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