福岡県大川市 おおかわセールス課の挑戦 “部屋と家具とネコと”
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日本一の家具産地である大川市。
その栄華は過去のモノとなり、現在ではIKEAやニトリといった低価格路線のブランドに市場を締め出される厳しい状況が続いています。
職人MADE大川家具
職人とは、熟練した技術を持つ人である。
職人とは、こだわりを持ち最後まで諦めない人である。
職人とは、変化を恐れず挑戦し続ける人である。
職人とは、使い手を想う温かいまなざしを持つ人である。
家具づくりに携わる全ての人が”職人魂”を持つ。
職人がつくる良質な家具、大川家具。
大川市では、家具の作り手はもちろん、デザイナーから販売員に至るまで、職人魂(=こだわり)を持って家具づくりに携わる全ての人を「職人」だと考えています。
そしてその「職人」こそが、暮らしを豊かにする家具を作ることができるという信念から、「職人MADE 大川家具」というコンセプトを立てたのです。
そのコンセプトを体現したものがブランドロゴです。
中心にある「大川」の文字は、「大」の字が屋根を、「川」の字が家具を表現し、二つが合わさることで家具に囲まれた「家」の形になるようにデザインしています。
このブランドロゴを旗印として、大川家具を多くの人々の暮らしに届けたいと日々奮闘中なのであります。
“へやとワイシャツと私” “部屋と家具とネコと”
一昔前に流行った歌のタイトルに“へやとワイシャツと私”というのがありました。
へやとワイシャツと私、愛するあなたのため~みたいなね、今回の大川市のプロジェクトを私は勝手に“部屋と家具とネコと”愛するあなたのため~と命名しています。
お客様目線で届いた大川家具職人の想い
これまでも大川市では、会社単位のPRでは限界があるとして職人の技術にスポットを当てた訴求を行っていました。
例えば、JR九州の「ななつ星in九州」全車両の室内で組子を担当した職人の技などがそれにあたります。
非常に繊細な作業で熟練職人の成せる技だと云うのが、一目で分かる素晴らしい組子です。
しかしながら、一時期は話題に上がるものの、職人の技術だけがクローズアップされてしまい、その後の製品購入に上手く繋げる事が出来ていなかったという側面もあったと思います。
今回のネコ家具も当初は職人技術のPRを目的としたもので、販売予定は無かったとのことです。
しかしながら、実に見事にネコにフィットしたその家具を見た方々から、購入についての問い合わせが相次いだことから販売を決定したそうです。
これこそが答えだと私は思います。
ユーザー目線に寄り沿う前提でPR動画は作成していなかった、何故なら販売予定は無かったのだから。
しかし、結果的にそうなった。それでもいいと思います。
ユーザーの心に響いたその動画は50万を超える再生数を超え、注文したいという声が広がったのですから。
オーダーメイドのネコ家具が切り開く福岡県大川市の今後
販売の決まったオーダーメイドのネコ家具ですが、そのお値段は中々ですよ!
オーダーメイドが基本のため、最低価格なのかも知れませんが、ネコ用ベッドのお値段は110,000円以上からです。
ね!中々でしょう。だからこそ、“部屋と家具とネコ”となんです。
愛していないと買ってあげられませんよ。
だって、ネコですよ?
ガリガリしますよ?
職人のプライドを掛けた110,000円もするベッドを、ですよ?
それは冗談だとしても、今回の大川市おおかわセールス課の挑戦は見事に成功でした。
この事例を以て、次なる成功を掴めると私は思っています。
昨年話題になった「下町ロケット」ではないですが、大川市では既に、会社間の枠を超えた分業や協業、さらには意思の疎通からその取りまとめ役まで、綺麗に出来上がっているのですから、後はユーザーに響くPRを行うだけですよ!
長きに渡って継承された伝統と、日々の精進から生まれる技術を持ち合わせている大川市は、上手くPRする事が出来れば第二の糸島市になる日も近いと思います。
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