注目の観光スポット!新元号ゆかりの地「太宰府」!?
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新元号の「令和」の引用元となった万葉集の和歌や、新元号と太宰府とのつながりについてご紹介しています。
新元号「令和」の引用元について
発表された新元号の「令和」は日本最古の和歌集『万葉集』の中に収められている梅花の歌三十二首のその序文が由来となっています。「初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫す。」
歌の意味は「初春のよき月、空気は美しく、風は和やかで、梅は鏡の前の美人が白粉で装うように花咲き、蘭は身を飾る衣に纏う香のように薫らせる。」
安倍総理は以下のように談話をされています。
「人々が心を寄せ集め文化を育む。
万葉集は日本最古の和歌集であり、天皇や皇族・貴族だけでなく、防人や農民など幅広い人が呼んだ。つまり長い歴史と文化を育んだ和歌集と言える。そんな日本の国柄を引き継いでいく。
厳しい寒さのあとに春の訪れをつげ、見事に咲き誇る梅の花のように、
日本人が明日への希望を持つと共に、花を咲かせるような日本でありたいとの願いがある。文化を育み自然の美しさを愛でることに感謝をしながら、平和で希望に満ちた未来を切り開く。」
新元号「令和」と太宰府の繋がり
新元号「令和」の引用元が万葉集にある和歌だとご紹介しましたが、この歌は、現在の福岡県太宰府市に置かれた朝廷の出先機関「大宰府」の長官を務めた大伴旅人(おおとものたびと)の邸宅で730年に催された「梅花の宴」で詠まれた歌なんです。「梅花の宴」は山上憶良ら32人の歌人が集まり、酒に酔い、邸宅に咲き誇った梅の花をめでながら、梅をテーマに歌を読むというものでした。梅の花は当たり前のように日本に咲いていますが、当時は中国からやってきた珍しい花でした。今は太宰府といえば梅の花ですね。
坂本八幡宮に注目
太宰府市内にある坂本八幡宮周辺は梅花の宴が開かれた大伴邸跡地とされており、境内にはその歴史の紹介や大伴旅人の歌碑が建立されています。残念ながら令和の引用元になった序文の歌碑はないようですので、おそらくこれから大急ぎで建てられるのではないでしょうか。
最後に
「令和」と「太宰府」の関係は少しはご理解していただけたでしょうか。1300年前の和歌から現代の元号が決まるなんてすごいことですよね。話は少し逸れますが、西暦と和暦の換算法が話題になっていまして、令和に018(れいわ)を足すと西暦になり、西暦から018(れいわ)を引くと令和何年かがわかるんですよ。
坂本八幡宮
- 名称:坂本八幡宮
- アクセス:西鉄電車「都府楼前駅」から徒歩9分、バス「大宰府政庁跡バス停」から6分
- 住所:福岡県太宰府市坂本3-14-23
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